講師:福元大輔氏(ふくもと・だいすけ)
開催形態:Zoom
参加費:1000円(学生無料)
お申込み:本HPお問合せから(アーカイブ配信あり)
講師プロフィール:沖縄タイムス政経部長兼論説委員。1977年生まれ。信州大学卒業。宮古毎日新聞で記者を務めた後、2003年沖縄タイムス入社。沖縄県警キャップ、八重山支局長、米軍基地・自衛隊問題担当の編集委員などを経て、2023年から現職。
講演要旨:「1945年の沖縄戦は、6月23日に日本軍の司令官が自死し、組織的な戦闘が終わったとされます。住民を巻き込んだ地上戦で多くの人が犠牲となりました。あれから80年、沖縄は27年間の米軍統治下から日本に復帰し、53年になります。しかし、今なお日本の米軍専用施設面積の7割以上を抱えています。沖縄戦と沖縄の米軍基地は地続きでつながっています。最近では米兵による女性暴行事件が相次いで発生し、日米両政府が地元の県民にその事件を伝えないという事態も発生しています。名護市辺野古では、地元住民が反発する米軍の新基地建設を日本政府は強行しています。そして、米国は同盟国との役割分担を進め、日本が米国の戦争に巻き込まれる可能性が高まり、沖縄では自衛隊の増強や国民保護計画に基づく住民避難の準備など不気味な動きが進んでいます。沖縄から見える日本の今を皆さんと一緒に考えたいと思います」
学堂会から:弊会は2013年に憲政の危機を感じ活動を開始以来、様々な内容の講演会を開催しました。中でも沖縄の現状は日本の民主主義の課題と行く末を明確に示すものと考えてきました。
22年に辺野古基地建設反対のハンガーストライキを実施した元山氏から沖縄の歴史と現状を学びました。
23年に衆議院議員会館で緒方修先生から沖縄・南西諸島のミサイル基地化の現状を映像を交え学びました。
24年は沖縄タイムス福元論説委員に沖縄の現状を辺野古基地建設の国の代行執行、地方自治の原則の観点から学びました。
本年は再び福元論説委員をお招きし、沖縄から見える日本の今を学びます。
本年は沖縄戦終了、そして日本の敗戦後80年の節目とよく言われます。
しかし、人が年をとるのが当たり前のように、戦後何年の節目は毎年やってきます。
節目、節目と言うだけでなく、沖縄のことについて言えば、私達は常に学び続ける必要があります。
戦後何年経とうと米兵による暴力・暴行による犠牲者、死者が絶えず、国土の1%未満の土地に米軍専用施設の70%が集中、辺野古基地反対の県民の民意は中央政府に無視され続け、沖縄戦の歴史を修正しようとする政治家等が後を絶ちません。
何故なのでしょう。
私達は沖縄のことを知らない、知らなすぎるのではないでしょうか。
その前提に立ち、沖縄が取り残され、再び捨て石とされないよう、皆様とご一緒に学び続けたいと思います。
以上、どうぞよろしくお願い致します。
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学堂会代表 太田敦之
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