日時:3月15日(金)19時から20時30分
講師:Yoo Byung Kwang(兪 炳匡)先生
参加費:1000円
開催形態:Zoom
お申込み:本ホームページのお問合せから
講師プロフィール:
早稲田大学人間科学学術院健康福祉学科教授・神奈川県立保健福祉大学教授(兼任)。
北海道大学医学部卒業後、国立大阪病院で臨床研修。
1997 年 ハーバード大学修士号(医療政策・管理学)
2002 年 ジョンズ・ホプキンス大学博士号(PhD,医療経済学)取得後
2002〜2004年 スタンフォード大学医療政策センター研究員(2004 年以降非常勤研究員)
2004〜2006年 米国厚生省・疾病管理予防センター(CDC)エコノミスト。
2006〜2011年 ニューヨーク州ロチェスター大学医学部公衆衛生学科助教授
2011〜2020年3月までカリフォルニア大学デービス校医学部公衆衛生学科(終身職)准教授として、医療経済学の研究と教育(大学院生を対象に医療経済学を講義・研究指導)に従事。
2020年4月から神奈川県立保健福祉大学・イノベーション政策研究センター/大学院ヘルスイノベーション研究科教授(2023年4月から兼任)。
2023年4月より現職。
主な著書:『改革』のための医療経済学」(メディカ出版, 2006年)、『日本再生のための「プランB」―医療経済学による所得倍増計画』(集英社新書, 2021年)、『「プランB」をもっと知るための10 通の手紙―個人と社会の多様性を豊かにするために』(北東亜州出版, 2021年)
講演要旨:「プランB」の主目的は、全国の地方自治体そして非営利組織を実施主体とし、医療・教育・芸術を融合させた新たな産業領域を立ち上げ、「日本の全住民の衣食住を充足させること」である。
すなわち、地方(ないし国内)から東京(ないし国外)への富の流出を減らし、内需拡大(特に家計消費の増大)と、安定した雇用創出、さらには生活水準の向上の最大化を目指すモデルであり、重要な3つの政策を提唱する:
①「プランB」下における新たな雇用は、営利企業ではなく、地方自治体政府もしくは地元の「非」営利民間団体(NPO)が『地方移住促進』の一環として提供する
②予防医療教育に関わる職種・雇用を大規模に創出する
③日本・韓国・台湾を含む北東アジア経済共同体の創設準備をあらゆる分野ですすめる
とりわけ、日本で1990年代以降衰退する国家主権を回復させるためにも、文化(特に言語と宗教)、価値観(法制度、社会的習慣)、地理的な近さの三つの要素を共有する、日本・韓国・台湾を含む北東アジア経済共同体を創設することが急務である。
学堂会から一言:
戦後に尾崎行雄が唱えた「世界から愛され尊敬される日本」や石橋湛山の「小日本主義」の系譜に連なる日本再生論がここにあります。
それは地域覇権国家を目指した明治国家に戻るでもなく、平成バブルを頂点とした国家と大企業主導型の護送船団方式の戦後日本の成功を再現するものでもありません。
個人、非営利セクターと地方の創造力を基盤とした新たな日本を考えるヒントをご一緒にYoo先生から学びませんか。
皆様のお申込みを心からお待ちしております。
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学堂会代表 太田敦之
携帯: 080-5046-1893 Email: info@gakudokai.org
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